[最終更新日]2019年10月10日↺ [読了目安]こちらの記事は2分程で読めます
『ZAIMの教室 財務諸表専門の学校』のこすぴーです。
ふゆみさんと一緒に、財務諸表・決算書の読み方を3時間でマスターする無料講座の1-22回目となります。
ここまで勉強したキャッシュ・フロー計算書を、人に例えても説明してみます!
待ってました、このシリーズ!
1.C/F計算書は『血液検査表』である!
以前にも例えて説明した通り、血液とは『現金』のことを意味しています。
キャッシュ・フロー計算書とは…➤
『血流検査表』
と、表現することができます。
✔ たっぷりの血液を(=たくさんの現金を)回すことできるか?
✔ いかに、色々な身体の細部へ(=色々な投資内容へ)回すことができるか?
血の巡りが良くなると、人間の行動が活発になるのと同様に
会社も、現金の回りが良くなると、企業活動が活発になります。
< キャッシュ・フロー計算書は血液検査表>
2.血流検査表とそれぞれの項目の関係性!
①営業活動によるキャッシュ・フロー
『身体が生み出す血液を自分で作り出せているか?』
ここがマイナスだと出血している危険状態です!
企業も、自分自身で現金を稼ぎ出せる企業かどうか、ここで判定します。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
『血液は成長のためにも使われているか?』
営業C/Fより大きいと外部の血液が必要です!
企業も、営業C/F以上に投資をしている場合は、何かしらの戦略がないと、すぐに現金が底をついてしまいます。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
『血液の量は足りているのか?輸血する?献血する?』
足りない血液は借入や増資で輸血します!
人間であれば倒れそうであれば、救急車で運んでくれますが、会社はそうはいきません。
しかも、現金が足りない状態である時に、都合よく銀行が貸してくれるとも限りません。
そういう風にイメージして、覚えておけばいいんですね!
はい、このイメージは必ず覚えておいてください!分析編の時に非常に大事になります!
3.血液がないと倒れてしまう!
何度も繰り返しになりますが、血液が十分にないと、人は倒れてしまいます!
✔ 会社も、十分な『現金』が生み出せているのか?
ここを厳しく分析していく必要があります。
利益が出せていても、現金をしっかりと回収できる企業でなければ生き残れません。
ぜひ、最初はイメージを膨らませながら、
キャッシュ・フロー計算書に徐々に慣れていきましょう。
1時限目第22回目の授業、大変お疲れさまでした^^
次の授業は「1-23 我が家のキャッシュ・フロー計算書を作ってみよう!」です。
いよいよ、C/F計算書編の最後の授業になりました。
ひと休みしたら、ぜひ読んでみてくださいね!
・1-18 イメージが大事!実際のキャッシュ・フロー計算書を見てみよう!
・1-19 利益と現金は異なる part1 『掛け売り・掛け買い』という考え方
・1-20 利益と現金は異なる part2 『減価償却費』という考え方
・1-21 キャッシュ・フロー計算書には3つのBOXがある!
・1-22 キャッシュ・フロー計算書を、人の身体に例えてみよう!←イマココ