[最終更新日]2020年05月06日↺ [読了目安]こちらの記事は3分程で読めます

『ZAIMの教室 財務諸表専門の学校』のこすぴーです。
ふゆみさんと一緒に、財務諸表・決算書の読み方を3時間でマスターする無料講座の1-8回目となります。
貸借対照表の理解を深めるために『我が家の貸借対照表を作ってみる』ということをしてみましょう!

わたしの貸借対照表が作れるんですか?

はい、もちろん個人の場合でも作れますよ!まずは、下記のような貸借対照表を作ってみました!こちらからご覧ください。
< 我が家の貸借対照表 >

こういう風に、個人でも作れますので、それぞれ詳細に見ていきましょう。
できれば、固定資産は1件あたりの金額が20万円以上のものを書き出していきましょう!例:〇 車(新車) 200万円 ✕ 車(中古車) 10万円
1.我が家の『資産』を書こう!

たとえば、下記のような項目があれば、それぞれ『流動資産』『固定資産』に区分してみましょう。
▶『流動資産』の部
✔ 現金…手元に持っている現金を数えてみましょう。お財布にはいくら入っていますか?
✔ 預金…ATMからいくら引き落とせますか?預金通帳を見てみましょう
✔ 定期預金…3か月以内なら現金化できる定期預金はいくら持っていますか?
✔ 貸付金…知り合いや友人に貸している貸付金のうち、返済期限を1年以内に絞っている貸付金はいくらですか?
✔ 棚卸資産…フリマやネットオークションに出せば現金化できそうなものの値付け金額はいくらですか?
✔ 1年以内証券…保険や証券など、1年先に現金化できる証券はいくらでしょうか?
▶『固定資産』の部
✔ 土地…自分の所有している土地はいくらありますか?
✔ 住宅…マイホームの現在の価値はいくらでしょうか?わからない場合は購入した金額を記載しましょう。
✔ 車…新車・中古限らず、車の現在の価値はいくらでしょうか?わからない場合は購入した金額を記載しましょう。
✔ 時計・宝飾品…時計や宝飾品などの現在の価値はいくらでしょうか?わからない場合は購入した金額を記載しましょう。
✔ 1年以上証券…保険や証券など、1年先に現金化できる証券はいくらでしょうか?
▸ Point!!
✔ 固定資産は1件あたりの金額が20万円以上の資産に限定しましょう!
✔ 現金化するには、1年以内にできるか、1年以上かけてできるかに分けて考えてみよう!

わたしはまだ家もなければ土地も持っていないわ。ということはほとんど流動資産なのね!
< 我が家の貸借対照表 >
2.自分の『負債』を書き出してみよう!
▶『流動負債』の部
✔ クレジットカード(=買掛金)…1年以内に支払い期限のあるクレカ払いはいくらありますか?
✔ 短期借入金…1年以内に返済期限のある借金はいくらありますか?ア〇ムなどの消費者金融もここに入ります。
▶『固定負債』の部
✔ 住宅ローン…1年以上先に返済期限のある住宅ローンはいくらありますか?
✔ カーローン…1年以上先に返済期限のあるカーローンはいくらありますか?

負債は、他人に返済するべきものです。それが、友人や知り合い、銀行や消費者金融だろうと関係ありません。たとえば、夢のマイホームを住宅ローンで購入した場合は、
【固定資産】家
【固定負債】住宅ローン
こういう風に書けるわけですね。『住宅ローン』でお金を調達して、『家』という資産に換えているわけであります。

なるほど!住宅ローンを組んだら、固定負債が積みあがるということなんですね~。
< 我が家の貸借対照表 >
3.自分の『純資産』を書き出してみよう!
▶『純資産』の部
✔ 資本金…自分の貯金を指します。いくら持っているでしょうか?
✔ 利益剰余金…自分の稼いできた給料の残りの金額です。どれぐらい残っていますか?

このように、貯金も給料の残りも、誰にも返済する必要のない調達方法です。シミュレーションでも説明した通り、貯金がある人は、それをどんなお金に使っていますか?
現金のままですか?
それとも、家を購入しましたか?
貯金や給料の残りをどういう状態で保持しているか?ぜひ考えてみてください。
< 我が家の貸借対照表 >

わたしは貯金を何も運用していないので、預金で保持しているわ。結構、理解が進んできました!!

1限目第8回目の授業、大変お疲れさまでした^^
なかなか馴染みのない貸借対照表をよく頑張って勉強できました。
次の授業は「1-9 イメージが大事!実際の損益計算書を見てみよう!」です。
ひと休みしたら、ぜひご覧ください。
・1-8 我が家の貸借対照表を作ってみよう! ←イマココ
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