味の素 ヘルスケア・海外食品好調も18年減益 中計最終目標:事業利益10%をめざす(2019年3月期決算)

 

 

[最終更新日]2020年01月14日↺ [読了目安]こちらの記事は1分程で読めます 

 

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こすぴー先生

『ZAIMの教室 財務諸表専門の学校』のこすぴーです。

味の素〈2802〉の2018年度4Qの決算が発表されました。(2019.5.10発表) 決算内容の速報【速報ver】をまとめておきます。決算IR資料はこちらから。

 

【まとめ】2019.05.10発表 (国際会計基準)

 

▶2018年4Q決算 増収減益

【増収】売上高  11,274億円 前年対比1.1% +126億円

【減益】営業利益  926億円 前年対比3.2% △30億円

【減益】当期純利益 296億円 前年対比50.6% △304億円

 

ヘルスケア事業*(+153億円)や海外食品*(+169億円)により増収

しかし、競争激化による日本食品(冷凍食品・コーヒー類)(△90億円)やコスト増による海外冷凍食品により減益

味の素フーズ・ノースアメリカ社、PH社、イスタンブール味の素食品者の減損損失(△312億円)により、当期純利益は減益

*ヘルスケア事業…製薬カスタムサービス、医薬・食用品アミノ酸

*海外食品…調味料、加工食品、冷凍食品

 

▶2020年3月期見通し 増収増益

【増収】売上高  11,710億円 前年対比3.9% +435億円

【増益】事業利益  970億円 前年対比4.7% +43億円

【増益】当期純利益  500億円 前年対比68.4% +203億円

 

17-19中計最終目標で掲げる事業利益率10%を目標。当期純利益は前年の減損損失による反動により増益

(参考:2018年度は8.2%の実績)

➤日本:No1事業の徹底強化(汁物・中華・メニュー調味料)

➤海外:メニュー調味料*の飛躍的成長(揚げ物用、液体メニュー調味料)

 

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こすぴー先生

日本食品は競争激化から、なかなか売上・利益ともに厳しい市場が想像つきます。いっぽう、ヘルスケア事業の医薬品や食品用アミノ酸は、今後の期待が持てる結果ですね。中計最終年度の今年。どういう結果になるのか楽しみです。

 

▶資料1 2018年度連結決算

 

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▶資料2 セグメント別の売上と利益

 

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▶資料3 2020年3月期見通し

 

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こすぴー先生

ここまで読んでいただき、ありがとうございました^^

詳細な分析は後日UPしますので楽しみにお待ちください。下記のコラムも、応援の想いをこめて書きあげています。ひと休みしたら、ぜひご覧ください。

 

 

 

 

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