[最終更新日]2020年05月06日↺ [読了目安]こちらの記事は2分程で読めます

『ZAIMの教室 財務諸表専門の学校』のこすぴーです。
ふゆみさんと一緒に、財務諸表・決算書の読み方を3時間でマスターする無料講座の2-6回目となります。
今回から、2つ目の分析の型、『安全性』の分析に入っていきますよ!

これとっても知りたいです!危ない企業の見分け方がわからないんです…。

今回は前提のお話も交えて解説していきますね。
1.『安全性』は必ずチェックする!

当たり前のことかもしれませんが、会社も人も『安全性』がなければ、活動自体が滞ってしまいます。
✔ 『人』の場合
たとえば、人であっても、どんなに年収が高く、見た目もカッコよくても、実は借金がたくさんあり、支払い能力がないと自己破産してしまいます。
✔ 『会社』の場合
どんなに稼ぎがあっても、資産を持っていたとしても、実は借金苦に悩んでいる企業は倒産の危険性があります。

自分が、そういう会社と利害関係を結んでいたら、共倒れする可能性があります。
(*利害関係…取引先や出資をしているなど)
そのため、分析の根底となる、『安全性』分析は必ず行うようにしましょう!
2.『現金がない』から倒産する!

質問します。会社が毎期、赤字を繰り返していました。さて、この会社は倒産しますか?

え、そんな赤字会社は倒産するんじゃないんですか?

実は違います。解説していきますね!安全性を分析する前に、もう一度、復習をかねてご紹介します。会社は、赤字だから倒産するわけではありません。会社は、“現金”がないから倒産するのです。極端を言ってしまえば、毎年、赤字決算を出していても、“現金”が会社にある限り、倒産は免れます。
■人の身体でたとえていえば…?
✔ 人が走れないからではなく(=損益計算書で赤字を出す)
✔ 血が足りないから倒れてしまいます(=貸借対照表の現金がなくなる)

この前提を必ず理解してから、安全性分析をしていきましょう!

たしかに以前の講義で、先生が教えてくれていましたね~。
3.『自己資本比率』を見よう!

まずは、『自己資本比率』という指標を、分析してほしいと思います。
■自己資本比率
=純資産(自己資本)÷資産(総資本)×100
*総資本=他人資本+自己資本
■参考指標
✔ 30%以上~ : 最低限欲しい比率
✔ 50%以上~ : 優良とされる比率
✔ 40% : 製造業の平均値
✔ 50% : 非製造業の平均値

『資産に占める、純資産の割合をチェックして欲しい』ということです。言いかえれば『自分の資産の内、どれだけが自分のものであるのか?』これを、比率で明らかにしてほしいということです。

なるほど。まずは自分のお金がどれだけあるのか把握するんですね!

そうです!この比率が低いということは、負債が膨らんでいる可能性がありますので、要チェックです!
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