2-10 大きくなるかな?② 成長のパターンを知る!

 

 

 [最終更新日]2019年4月2日 [読了目安]こちらの記事は4分程で読めます 

 

f:id:koala_log:20190610101422p:plain

 

 

f:id:koala_log:20190215135149j:plain
こすぴー先生

『ZAIMの教室 財務諸表専門の学校』のこすぴーです。

ふゆみさんと一緒に、財務諸表・決算書の読み方を3時間でマスターする無料講座の2-10回目となります。

今回は、2つ目の成長分析「成長のパターンを知る方法」を解説します!

 

f:id:koala_log:20190225160114j:plain
ふゆみさん

前回は、ざっくり見ればいいので、とてもシンプルに理解できました!今回はどうでしょうか?

 

f:id:koala_log:20190215135149j:plain
こすぴー先生

今回は少し専門的な要素も加わります。

 

 

 

 

f:id:koala_log:20190610101330p:plain

 

 

1.企業の成長パターンは2つある!

 

2つ目に解説する成長性分析は、

 

『成長するパターンを知る』

 

ということです。

 

『対象の企業が、どうやって成長してきた会社なのか?』を知ることで、これからの成長期待度を測ります。

 

< 2つの成長のパターン >

① 自力で成長するパターン

② 他社と合体するパターン

 

f:id:koala_log:20190403102930p:plain

 

それぞれのパターンを解説していきます。

 

 

 

 

 

 

 

2.① 自力で成長するパターン!

 

1つ目は、『自力で成長するパターン』です。

 

別名を、有機的成長(オーガニック・グロース)とも呼びます。

 

f:id:koala_log:20190403103029p:plain

 

 

f:id:koala_log:20190215135149j:plain
こすぴー先生

別名までは覚える必要はありませんので、理解だけで大丈夫ですよ。

 

f:id:koala_log:20190225160114j:plain
ふゆみさん

自力で成長って、会社が自分自身の力で大きくなるってこと?

 

f:id:koala_log:20190215135149j:plain
こすぴー先生

その通り!少し解説していくね。

 

 

 

 

前回の前段のお話でもでていたように、会社は戦略的に経営しないとこどものままであります。

 

ゆえに、適切な投資を繰り返して、稼げるようになり、さらに大きな投資が行えて、さらに大きな利益を生むような循環が必要であります。

 

サイクルに当てはめると、下記のようなステップを多年度の推移で分析します。

 

< 投資のサイクル >

 

資本を投入 → 資産を購入 → 売上をあげる → 利益を生む

 

 

f:id:koala_log:20190403103107p:plain

 

STEP1 資本を投入(純資産)

十分なお金を集める→年々と資本が大きくなっているのか?

 

STEP2 資産を購入(固定資産)

十分な資産を投資する→年々と投資を行えているのか?

 

STEP3 売上をあげる(売上高)

十分な売上をあげる→年々と売上が大きくなっているのか?

 

STEP4 利益を生む(利益剰余金)

十分な利益をあげる→年々と利益が大きくなっているのか?

  

 

この4つのステップが、多年度の推移を分析して、

 

順調に右肩あがりで伸びているのか?

 

を確認する必要があります。

(もちろん、投資が拡大せずとも、売上と利益が拡大しているにこしたことはありません。)

 

 

 

f:id:koala_log:20190215135149j:plain
こすぴー先生

この成長パターンの代表例が洋服の『ユニクロ』さんだね。

 

f:id:koala_log:20190225160114j:plain
ふゆみさん

たしかに、「海外工場で製造して日本で売る」みたいなイメージがあります!

 

f:id:koala_log:20190215135149j:plain
こすぴー先生

こういう企業は本当に底力がある会社が多いですね。

 

 

 

 

逆に、十分な投資を多年度に渡って行っているにも関わらず、

十分な売上高と利益が生まれていない場合は、成長性に要注意です。

 

 

 

 

 

 

 

3.② 他社と合体するパターン!

 

2つ目は、『他社と合体するパターン』です。

 

別名を、M&A(買収・合併)とも呼びます。

 

f:id:koala_log:20190403103307p:plain


 

  

f:id:koala_log:20190224231834j:plain
ふゆみさん

M&Aって言葉は本当に耳にする機会が多くなりました!

 

f:id:koala_log:20190215135149j:plain
こすぴー先生

そうだね。最近は、M&Aする会社は本当に増えました。

 

 

 

自力で成長せずとも、他社の力を借りて成長することもできます。

 

自分の会社でイチから育てていくと、時間がかかってしまう場合は、

既に先行している会社を、自分の会社と合体させて、一緒になって取り組みます。

 

そうすることで、時間をかけずに新規事業の展開をすることができ、さらなる成長を見込むことができます。

(M&Aをしているかは、決算資料に書いてありますので、そちらの情報をチェックすることが大事です。)

 

 

 

f:id:koala_log:20190215135149j:plain
こすぴー先生

この成長パターンの代表例が『ソフトバンク』さんだね。

 

f:id:koala_log:20190224231834j:plain
ふゆみさん

え、あの携帯会社の??

 

f:id:koala_log:20190215135149j:plain
こすぴー先生

そうです、実はソフトバンクグループの内、半分くらいしか携帯事業の売上はないんだよ。

 

f:id:koala_log:20190224231834j:plain
ふゆみさん

ええ!?それは知らなかった。セグメント分析で習ったやつですね。

 

f:id:koala_log:20190215135149j:plain
こすぴー先生

実は、投資会社としての要素が半分を占めています。世界中の有望な企業を買収しているんだよ。

 

 

 

 

このように、ソフトバンクの事例もそうですが、他社と合体して大きくなるパターンもあります。

 

ただし、買収した企業が必ずしも好調とは限りません。

 

もしかすると、何年も赤字を出す可能性もあります。

その場合、買収先の会社の価値を下げる『減損損失』という処理をしている場合もあります。

 

 

このように、買収して大きくなっている場合は、『減損損失』が頻繁に行われているかも要チェックです。

理想は、買収した会社とともに、その事業が大きく育っていることですね。

 

 

 

f:id:koala_log:20190403102930p:plain

 

 

 

 

f:id:koala_log:20190215135149j:plain
こすぴー先生

次回は最終の分析の型を教えます!ついにラストだね。

 

f:id:koala_log:20190228231415j:plain
ふゆみさん

はい、次回も宜しくお願いします!

 

 

 

f:id:koala_log:20190215135149j:plain
こすぴー先生

以上までは、分析の3つの型でした!

 

f:id:koala_log:20190225160114j:plain
ふゆみさん

ありがとうございます!これですぐに実践できますね!

 

f:id:koala_log:20190215135149j:plain
こすぴー先生

次は、実際の企業を元に今まで習った知識をフルに活用していきます!

 

f:id:koala_log:20190225160114j:plain
ふゆみさん

実例でやるのが嬉しいです!次回も宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

f:id:koala_log:20190610101330p:plain

 

 

 

 

f:id:koala_log:20190215135149j:plain
こすぴー先生

2時限目第10回目の授業、大変お疲れさまでした^^

次の授業は「2-11 大きくなるかな?③ 『成長の要因』を知る! 」です

ひと休みしたら、ぜひ読んでみてくださいね!

 

 

f:id:koala_log:20190225232124j:plain

 

2-9 大きくなるかな?① 『バランスの良さ』を知る!

2-10 大きくなるかな?② 『成長のパターン』を知る!←イマココ

2-11 大きくなるかな?③ 『成長の要因』を知る!