[最終更新日]2019年10月14日↺ [読了目安]こちらの記事は3分程で読めます
『ZAIMの教室 財務諸表専門の学校』のこすぴーです。
ふゆみさんと一緒に、財務諸表・決算書の読み方を3時間でマスターする無料講座の2-11回目となります。
いよいよ今回は、分析編の最後「成長の要因を知る方法」を紹介をします。
いや~、本当、あっという間でした。
ふふふ、一番最初に頑張って知識を入れたから乗り越えられたんですよ。
最後まで頑張ります!
1.『成長の要因』を見極めよう!
最後の分析方法は、『会社が儲かっている要因を分類する』ということです。
会社の儲けの要因を知って、
『この会社が今後、成長していくのか?』
の成長性を見通すということです。
分類分けには2つのパターンがあります。
① 外部要因
② 内部要因
企業はもちろん、営利企業であります。
そのため、前年よりも利益が上がったり、下がったりした理由がなにかしらあるはずです。
その情報を掴んでいきましょう!
使用する資料は財務諸表というより、
会社が発表している『決算短信』や『有価証券報告書』から探っていきます。
2.『外部要因』を見極めよう!
外部要因とは、『外部状況』による要因のことをいいます。
Case1
好景気到来…平成バブル、アベノミクスなど、世の中の景気が大変良い時
Case2
市場好況…ゲームアプリ、AI、プログラミングなど、世の中の需要が高い市場
このように、世の中の変化によって、その会社が儲かるか儲からないかは非常に左右されます。
できれば、ポジティブな外部要因がある企業ですと、成長性が期待できます。
また、外部要因で大事なことは、
『業界内の前年対比よりも高い数値でないと、成長とは言えない』
ということです。
世の中の景気が良かったり、市場が盛り上がっていたら、
もちろんライバル企業の業績も良いはずです。
そのため、ライバル企業も存在する大きな業界平均値と比べて、分析する必要があります。
3.『内部要因』を見極めよう!
内部要因とは、『内部状況』による要因のことをいいます。
Case1
発明・発売…新技術の発明や新商品の発売を行った結果、業績が伸びる
Case2
品質事故…会社の製品で異物混入事件があり、他商品の購買も控えられてしまい業績が落ちる
このように、自社の活動による理由で、左右された要因なのか、
必ずチェックするようにしましょう。
こちらも同じように、ポジティブな内容による内部要因がある企業ですと、成長が期待できます。
できれば、内部要因で自社努力(新発売・新発明)を繰り返したことによって、
業績が伸びるケースが一番成長が期待できますね。
(もちろん、外部要因の市場好況があればなおよい!)
< 外部要因と内部要因 >
ぜひ、会社の業績の要因を決算資料を見て探ってみてください。
数字だけではないんですね!
それぞれの要因が成長に繋がりそうな内容なのか?ぜひチェックしてみてくださいね!
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