[最終更新日]2019年4月5日 [読了目安]こちらの記事は4分程で読めます
『ZAIMの教室 財務諸表専門の学校』のこすぴーです。
ふゆみさんと一緒に、財務諸表・決算書の読み方を3時間でマスターする無料講座の3-8回目となります。
さぁ頭を切り替えて、今度はJALの安全性分析です!
『いくら儲けがでていなくても安全性があれば大丈夫!』でしたよね?
そうです!さっそく見ていきましょう!
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1.『自己資本比率』のおさらい!
大事な指標である『自己資本比率』と安全性分析の前段をおさらいしておきます!
覚えています!自己資本比率は自分のお金の割合ですよね。
▼ おさらい『自己資本比率とは』
自己資本比率
= 純資産(自己資本) ÷ 資産(総資本) × 100
*総資本=他人資本+自己資本
『自分の資産の内、どれだけが自分のものであるのか』
< 参考指標 >
✔ 30%以上~ : 最低限欲しい比率
✔ 50%以上~ : 優良とされる比率
✔ 40% : 製造業の平均値
✔ 50% : 非製造業の平均値
▼ おさらい『会社が倒産する時』
✔ 会社は、"赤字"だから倒産するわけではない
✔ 会社は、“現金”がないから倒産する
人の身体で例えていえば、
✔ 人が走れないからではなく(=損益計算書で赤字を出す)
✔ 血が足りないから倒れてしまいます(=貸借対照表の現金がなくなる)
2.『JALの自己資本比率』を見よう!
それでは早速、JALの自己資本比率を見ておきましょう!いかがでしょうか・・・?
こうして勉強してみて数字を見てみると、その凄さが良く分かります…。2009年は9.2%!
そうだね。100万円のお金があったら、90万円は借金ってことだね。
< 日本航空(JAL)の自己資本比率 >
すでに2007年の時点で危険水域におりました。
教えた通り、30%は最低限欲しい比率です。
それを大きく割る結果となりました。
一体、何が起きているのでしょうか?
『大きく捉えて、細かく見る!』
これを繰り返していきましょう。
▶ 気づいたこと
✔ 衝撃的に低い自己資本比率である
✔ 資産の内、90%以上が負債で占められている
▶ 分析のポイント
✔ 貸借対照表の資産・負債・純資産の内訳を見てみる
3.『JALの貸借対照表』を見よう!
自己資本比率が9.2%になっている要因を確かめていきましょう。
貸借対照表を見てみるってことですね?お願いします!
まずは、2009年の内訳を見てみましょう。
資産:1,681,352円
▼ その内訳は? ▼
負債:1,525,114円
純資産:156,237円
圧倒的に、純資産が少ないということがわかりました。純資産の内訳も見てみましょう。
純資産:156,237円
▼ その内訳は? ▼
資本金:251,000円
利益剰余:△206,163円
その他:111,400円
やはり、前回見たように利益がでていないことが原因のようです。
これが実際の生活だったら・・・。
3年間の推移も見てましょう。
▶ 3年間の推移
負債:165万円→152万円 △13万円
純資産:47万円→15万円 △32万円
こうしてみてみると、負債は減ってはいるものの、純資産がハイペースで減少していることがわかりました。
それだけ、利益がでないってことは、貸借対照表の構図も変化してくるってことなんですね。
お!段々と理解してきたね。
3時限目第8回目の授業、大変お疲れさまでした^^
次の授業は 「3-9 倒産しないかな?② 『資産内』での割合を知る!- 日本航空(JAL) -」です
ひと休みしたら、ぜひ読んでみてくださいね!
・3-8 倒産しないかな?① 資産に占める『純資産』の額を知る!- 日本航空(JAL) -←イマココ
・3-9 倒産しないかな?② 『資産内』での割合を知る!- 日本航空(JAL) -
・3-10 倒産しないかな?③ 『キャッシュ・フロー計算書』の状況を知る!- 日本航空(JAL) -
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