[最終更新日]2020年05月06日↺ [読了目安]こちらの記事は3分程で読めます
『ZAIMの教室 財務諸表専門の学校』のこすぴーです。
ふゆみさんと一緒に、財務諸表・決算書の読み方を3時間でマスターする無料講座の2-7回目となります。
前回は、安全性の前段のお話と、分析方法をひとつ教えました。
『自己資本比率』って言葉だけ見ると難しいけど、自分の資産はどれぐらいか?って思えば簡単でした!
今日は、続いて貸借対照表を使った3つの比率分析を解説していきますよ!
1.『流動比率』を見よう!
ひとつめは、『流動比率』という分析方法です。
■流動比率(短期的な安全性)
=流動資産÷流動負債×100
✔ 流動負債を流動資産で賄えているのか?
✔ 1年以内に返さなければいかないお金を、1年以内に現金にできるお金で支払える能力があるのか?■参考
0%~100%:危険水域
100%~150%:要注意水域
150~200%以上:安全圏内
『100万円の借金があったら、150~200万円ぐらいのお金があれば、安心かな』とイメージしても良いでしょう!
たしかに、個人に置き換えても、それぐらいないと不安です・・・。
2.『固定比率』を見よう!
2つ目に解説するのは、『固定比率』という分析方法です。
■固定比率(中長期の安全性)
=固定資産÷純資産×100
✔ 固定資産を純資産で賄えているのか?
✔ 会社の利益を稼ぐ原動力のお金を、自分自身のお金で用意しているのか?■参考
0%~100%:安全圏内
100%~:危険水域
とはいえ、製造業などは、どうしても大きい工場や機械を買わざるを得ないので、一時的な借金が必要になってきます。
たしかに、一括でそんなにお金を賄えないですもんね~。
どうしても100%以上になりがちなため、次に紹介する指標も参考にして欲しいです。
3.『固定長期適合率』を見よう!
3つ目に解説するのは、『固定長期適合率』という分析方法です。
■固定長期適合率(中長期の安全性)
=固定資産÷(純資産+固定負債)
✔ 固定比率で100%以上の場合に、必ずチェックして欲しい指標です
✔ 固定資産を純資産と固定負債で賄えているのか?
✔ 会社の利益を稼ぐ原動力のお金を、自分自身のお金と1年以上かけてゆっくり返していい借金で用意しているのか?< 参考 >
100%~:危険水域
なぜ、固定負債かというと、1年以上かけてゆっくり返していいので、それだけ支払いに猶予があるということです。
なるほど!借金は借金でも、支払いに猶予がある借金であれば、まだ安全性が高まるということですね!
その通り!理解してきましたね!
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