ビジネス会計検定3級の過去問解説(貸借対照表 B/S 編)

 

 

[最終更新日]2024年05月10日[読了目安]約3分 [ad]アフィリエイト広告を利用しています

 

 

 

 

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小 菅

ZAIMの教室の代表講師 小菅です。みなさんはビジネス会計検定試験をご存知でしょうか?

 

今回は、ビジネス会計検定試験3級の過去問を解いてみたいと思います!

 

この記事を見れば、ビジネス会計検定試験がどのような試験なのか、どのようなことがスキルとして身につくのかがわかります。

 

簿記を学習中の方や、ビジネス会計検定を受験しようか検討している方はぜひ、この記事を最後まで視聴することをおすすめします!

 

 

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ビジネス会計検定3級過去問の出題(テーマ:貸借対照表)

 

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小 菅

今回は、ビジネス会計検定3級の過去問から、貸借対照表をテーマに出題していきたいと思います!

 

 

 



 

 

では、問題です。出題は第24回過去問題から、大阪商工会議所より許諾を得て出題いたします!

 

 

次の文章について、正誤の組み合わせとして正しいものを選びなさい。

 

(ア)正常営業循環基準で流動負債に分類されなかった負債は、すべて固定負債に分類される。
(イ)未払法人税等は、固定負債に含まれる。

 

 

では、みなさん、正しい・間違いの箇所も含めて考えて解いてみてください!

 

少し時間をとって考えて解いてみてください。

 

では、解答は次の章に映します。

 

 

 

 

ビジネス会計検定3級過去問の解答(テーマ:貸借対照表)

 

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小 菅

正解は「④」でした!みなさん、正解していましたか?また、正解していた方は、どこが正しいか、間違いか指摘できますか?

 

 

 

解答:正解「④」

 

 

 

では、どこが間違いか、下記に記載します。

 

 

(ア)に関しては、正常営業循環基準だけではなく、ワンイヤー・ルールも含めて分類していきます。

(イ)に関しては、正しくは、固定負債ではなく、流動負債です。

 

 

みなさん、正しいところと間違いのところの指摘まで合っていましたか?

 

こちらの過去問題で、みなさんが理解しておかなければならないことは2つありました。

 

1つ目が、貸借対照表の構成が理解できているかどうかです。

2つ目が、貸借対照表の項目がどこのグループに分類されているか理解できているかどうかです。

 

それでは、次の章では、解説を加えていきます。

 

 

 

ビジネス会計検定3級過去問の解説(テーマ:貸借対照表)

 

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小 菅

まず、みなさんは基本の貸借対照表が頭の中でイメージできていますか?すこし復習しておきましょう!

 

 

 

 

 

 

 

左側が資金の運用である資産、右側が資金の調達方法である負債・純資産で構成されているのが基本構成です。

 

基本的な貸借対照表の解説は別動画で解説していますので、下記の動画でも学習してみてくださいね!

 

 

 

参考動画:財務諸表 無料講座(約35分)


 

 

そのうえで、スライドにも映していますが、もう少し構成が理解できているかどうかです。

 

大事なポイントは、資産と負債に関しては、流動と固定に分類されるということが大事です。

 

資産は、流動資産、固定資産、負債は、流動負債、固定負債です。

 

では、流動と固定の分類方法をみなさんはご存知でしょうか?説明できますか?

 

次の章でその点を解説していきますが、まずはみなさんは企業の貸借対照表の構成がわかっていることがポイントでした。

 

 

 

 

正常営業循環基準とワンイヤー・ルール(1年基準)

 

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小 菅

では、流動と固定の分類方法を学習していきましょう

 

 

 

 

 

 

 

流動と固定を分けるルールは2つあります。

 

まず、正常営業循環基準を適用し、この原則で分類されなかった項目はワンイヤー・ルール(1年基準)を適用するということです。

 

まず、正常営業循環基準について解説します。

 

正常営業循環基準

営業サイクルの過程にある項目を流動資産もしくは流動負債に区分する基準のこと。

 

「営業サイクルの過程ってなんだ?」と思われた方もいるかもしれません。

 

営業サイクルの過程とは、具体的には、会社が、仕入や製造をして、販売を行ったのちに代金回収までのことをいいます。

このサイクルに該当する貸借対照表の項目は例えば、原材料や商品などの棚卸資産や債権である受取手形や売掛金などが該当します。

 

 

次に、ワンイヤールールについて解説します。

 

ワンイヤー・ルール

決算日の翌日から起算して1年以内に履行期日の到来する債権及び債務については、流動資産・流動負債とするルール。逆に、それ以外は固定資産・固定負債とする基準です。

 

履行期日なんて聞き慣れない言葉ですが、約束などを実際に行う期日のことです。たとえば、「借金をこの日までに返済します!」などをイメージしておいてください!

そのため、たとえば、決算日の翌日から1年以内に返済する予定の借入金は、短期借入金という項目で流動負債に分類されます。

 

 

 

 

今回の出題の未払法人税等に関して、当てはめてみると、まず正常営業循環基準には該当されません。仕入・製造・販売・代金回収の営業サイクルには該当しないからですね。

 

次にワンイヤー・ルールに関しては該当がされます。

 

未払法人税等とは、決算日時点で、未だ払っていない、会社の税金である法人税のことです。

基本的には決算日の翌日より2ヶ月以内に支払うこととされる税金です。そのため、ワンイヤー・ルールが該当するということですね。結果として、流動負債に該当します。

 

 

みなさん、まずはざっくりでも理解してもらえると嬉しいです!

 

さらに詳しい解説は、ZAIMの教室のweb対策講座内でもしております!

 

 

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いかがでしたでしょうか?企業の大事な財務諸表である貸借対照表に関して、改めて次の2つの点がみなさんは理解できていましたか?

 

 

 

 

1つ目が、貸借対照表の構成が理解できているかどうかです。

 

2つ目が、貸借対照表の項目がどこのグループに分類されているか理解できているかどうかです。

 

これらが理解できているビジネスパーソンとそうでない方では、ビジネスを見る解像度が違ってきます。

 

企業活動が数字として財務諸表にどのように影響がされるのか?理解できている方は、これまで解説した貸借対照表が頭の中でイメージができているんですね。

 

そのため、企業活動が起こると、瞬間的に財務諸表にどう影響するのか素早く理解をした上で、大事な意思決定を行います。

 

 

 

 

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みなさんもこのような会計スキルを身につけて、ビジネスに役立てみたいと思いませんか?ぜひビジネス会計検定の受験をおすすめします!

 

ZAIMの教室では、今回のような解説を、さらに事例を交えて講義している対策講座を開講しておりますので、詳細は下記をご覧ください!みなさんとお会いできることを楽しみにお待ちしております。

 

 

 

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参考①:ビジネス会計検定 公式webサイト

 

参考②:ZAIMの教室のYouTube

 


 

 

参考③:【記事】ビジネス会計検定試験 関連記事

 

 

 

 

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