ビジネス会計検定3級の過去問解説(キャッシュ・フロー計算書 C/S 編)

 

 

[最終更新日]2024年09月15日[読了目安]約3分 [ad]アフィリエイト広告を利用しています

 

 

 

 

 

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小 菅

ZAIMの教室の代表講師 小菅です。みなさんはビジネス会計検定試験をご存知でしょうか?

 

今回は、ビジネス会計検定試験3級の過去問を解いてみたいと思います!

 

この記事を見れば、ビジネス会計検定試験がどのような試験なのか、どのようなことがスキルとして身につくのかがわかります。

 

簿記を学習中の方や、ビジネス会計検定を受験しようか検討している方はぜひ、この記事を最後まで視聴することをおすすめします!

 

 

\  YouTube動画でも解説中!! /

 

 

 

 

 

 

ビジネス会計検定3級過去問の出題(テーマ:キャッシュ・フロー計算書)

 

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今回は、ビジネス会計検定3級の過去問から、キャッシュ・フロー計算書をテーマに出題していきたいと思います!

 

 

 

 

 

 

 

では、問題です。出題は第24回過去問題から、大阪商工会議所より許諾を得て出題いたします!

 

 

次の文章について、正誤の組み合わせとして正しいものを選びなさい。

 

(ア)借入金の返済による支出は、財務活動によるキャッシュ・フローの区分に記載される。
(イ)株式の発行による収入は、投資活動によるキャッシュ・フローの区分に記載される。

 

 

では、みなさん、正しい・間違いの箇所も含めて考えて解いてみてください!

 

少し時間をとって考えて解いてみてください。

 

では、解答は次の章に映します。

 

 

 

 

ビジネス会計検定3級過去問の解答(テーマ:キャッシュ・フロー計算書)

 

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小 菅

正解は「②」でした!みなさん、正解していましたか?また、正解していた方は、どこが正しいか、間違いか指摘できますか?

 

 

 

解答:正解「②」

 

 

 

では、どこが間違いか、下記に記載します。

 

 

(ア)に関しては、すべて正しい表現です。

(イ)に関しては、投資活動ではなく、財務活動が正しい正解です。

 

 

みなさん、正しいところと間違いのところの指摘まで合っていましたか?

 

こちらの過去問題で、みなさんが理解しておかなければならないことは2つありました。

 

1つ目が、キャッシュ・フロー計算書の構成が理解できているかどうかです。

2つ目が、キャッシュ・フロー計算書の項目がどこのグループに分類されているか理解できているかどうかです。

 

それでは、次の章では、解説を加えていきます。

 

 

 

3級の解説(キャッシュ・フロー計算書の構成)

 

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まず、みなさんは基本のキャッシュ・フロー計算書が頭の中でイメージできていますか?すこし復習しておきましょう!

 

 

 

 



 

まず、キャッシュ・フロー計算書の構成について学習していきましょう。

 

キャッシュ・フロー計算書の3つの活動のキャッシュ増減は、スライド左のように表示していきます。

 

 

上から、営業活動によるキャッシュ・フローの増加と減少、たとえば、商品の仕入れの支出と販売の収入などの項目があります。

 

次に投資活動によるキャッシュ・フローの増加と減少、たとえば、建物など設備投資による支出や売却による収入などの項目があります。

 

さいごに財務活動によるキャッシュ・フローの増加と減少、たとえば銀行から借金をしてキャッシュを増加させる、返済をしてキャッシュを支出させるなどと、いったように記載されていきます。

 

そして、3つの活動の増減の合計額を算出した後、期首段階でのキャッシュ残高に増減額を足し合わせ、キャッシュ残高を記載します。

 

また、参考例として数字も記載していますが、実際のキャッシュ・フロー計算書では、支出項目の場合、数字の前に△マークをつけて表現することもあります。

 

 

 

\ 損益計算書と貸借対照表を理解したい方はこちらの動画! /

参考動画:財務諸表 無料講座(約35分)

 

 

3級の解説(キャッシュ・フロー計算書の分類)

 



 

さて、ここまでを、個人にたとえて簡単な事例で説明した、ウォーターフォール図というグラフを右側のスライドに記載しました。

 

たとえば、私が会社員で年間収入500万円ゲットできたとします。しかし、生活をしなければいけないので、生活費として300万円使用したので、マイナス300万円の支出。

→営業活動によるキャッシュ・フロー+200万円:+500万円・△300万円

 

そして、車が好きなので新しい車に買い替えるために、今持っている車を売却して200万円のキャッシュを獲得します。これは投資活動によるキャッシュ・フローです。そして、新しい車をゲットしたので600万円の支出です。

→投資活動によるキャッシュ・フロー△400万円:+200万円・△600万円

 

予想よりも高級車を購入してしまったため、お金が足りなくなり、銀行から700万円の借金をしてキャッシュを獲得しました。そして、以前借りていた借金の返済が100万円ありましたので、マイナス100万円の支出となります。

→財務活動によるキャッシュ・フロー+600万円:+700万円・△100万円

 

 

ここまで、これら全て1年間の増減を足し合わせると増減額が+400万円となり、1年前のキャッシュ残高が300万円でしたので、現在の残高が700万円ということになります。

→現在の残高:増減額(+400万円)+1年前の残高(300万円)=700万円

 

 

 

そして、次にキャッシュ・フロー計算書の項目の分類です。

 

今回は、借入金の返済による支出株式の発行による収入が3つの活動のどこに分類されるかでした。

 

ここまで学習したみなさんなら、もうお分かりですね。正解は財務活動によるキャッシュ・フローです。

財務活動によるキャッシュ・フローは資金調達の増減が記載されたグループでした。資金調達とは、簡単にいえば、これから事業へ投資するために必要なお金を集めてくるということです。

 

 

いかかでしたでしょうか?

 

このようなイメージで、キャッシュフローの増減を3つの活動に分類しながら、増減の動きを見ていくのが、キャッシュ・フロー計算書です。

ぜひ、簡単なイメージをまずは持っておくと、今後の学習が楽になりますので、イメージしておきましょう。

 

みなさん、まずはざっくりでも理解してもらえると嬉しいです!

 

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小 菅

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小 菅

いかがでしたでしょうか?企業の大事な財務諸表である損益計算書に関して、改めて次の2つの点がみなさんは理解できていましたか?

 

 

 

 

1つ目が、キャッシュ・フロー計算書の構成が理解できているかどうかです。

 

2つ目が、キャッシュ・フロー計算書の項目がどこのグループに分類されているか理解できているかどうかです。

 

これらが理解できているビジネスパーソンとそうでない方では、ビジネスを見る解像度が違ってきます。

 

企業活動が数字として財務諸表にどのように影響がされるのか?理解できている方は、これまで解説した損益計算書が頭の中でイメージができているんですね。

 

そのため、企業活動が起こると、瞬間的に財務諸表にどう影響するのか素早く理解をした上で、大事な意思決定を行います。

 

 

 

 

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ZAIMの教室では、今回のような解説を、さらに事例を交えて講義している対策講座を開講しておりますので、詳細は下記をご覧ください!

みなさんとお会いできることを楽しみにお待ちしております。

 

 

 

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参考①:ビジネス会計検定 公式webサイト

 

参考②:ZAIMの教室のYouTube

 

 

 

 

参考③:【記事】ビジネス会計検定試験 関連記事

 

 

 

 

 

 

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