ビジネス会計検定3級の過去問解説(損益計算書 P/L 編)

 

 

[最終更新日]2024年05月25日[読了目安]約3分 [ad]アフィリエイト広告を利用しています

 

 

 

 

 

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小 菅

ZAIMの教室の代表講師 小菅です。みなさんはビジネス会計検定試験をご存知でしょうか?

 

今回は、ビジネス会計検定試験3級の過去問を解いてみたいと思います!

 

この記事を見れば、ビジネス会計検定試験がどのような試験なのか、どのようなことがスキルとして身につくのかがわかります。

 

簿記を学習中の方や、ビジネス会計検定を受験しようか検討している方はぜひ、この記事を最後まで視聴することをおすすめします!

 

 

\  YouTube動画でも解説中!! /

 

 

 

 

 

 

ビジネス会計検定3級過去問の出題(テーマ:損益計算書)

 

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小 菅

今回は、ビジネス会計検定3級の過去問から、損益計算書をテーマに出題していきたいと思います!

 

 

 

 

 

 

 

では、問題です。出題は第24回過去問題から、大阪商工会議所より許諾を得て出題いたします!

 

 

次の文章について、正誤の組み合わせとして正しいものを選びなさい。

 

(ア)本業で稼いだ利益のことを、営業利益という。
(イ)建物を売却して生じた損失は、営業外費用に含まれる。

 

 

では、みなさん、正しい・間違いの箇所も含めて考えて解いてみてください!

 

少し時間をとって考えて解いてみてください。

 

では、解答は次の章に映します。

 

 

 

 

ビジネス会計検定3級過去問の解答(テーマ:損益計算書)

 

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小 菅

正解は「②」でした!みなさん、正解していましたか?また、正解していた方は、どこが正しいか、間違いか指摘できますか?

 

 

 

解答:正解「②」

 

 

 

では、どこが間違いか、下記に記載します。

 

 

(ア)に関しては、すべて正しい表現です。

(イ)に関しては、営業外費用ではなく、特別損失が正しい正解です。

 

 

みなさん、正しいところと間違いのところの指摘まで合っていましたか?

 

こちらの過去問題で、みなさんが理解しておかなければならないことは2つありました。

 

1つ目が、損益計算書の構成が理解できているかどうかです。

2つ目が、損益計算書の項目がどこのグループに分類されているか理解できているかどうかです。

 

それでは、次の章では、解説を加えていきます。

 

 

 

3級の解説(損益計算書の構成)

 

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まず、みなさんは基本の損益計算書が頭の中でイメージできていますか?すこし復習しておきましょう!

 

 

 

 

 

 

 

損益計算書は、1年間に発生したすべての収益と費用が原因別、種類別に記載されています。

 

これは、利益獲得のプロセスである過程を明らかにしてくれるということです。

 

具体的には、企業が得る利益をその性質によって5つの段階に分けています。スライドに参考の数字も含めて載せておきました。

 

今回は簡潔な説明になりますが、5つの利益とは…

 

1つ目が商品や製品、サービスを販売した利益である売上総利益です。

2つ目が本業による利益である営業利益です。

3つ目が経営努力の成果を示す利益である経常利益です。

4つ目が税金を控除する前の1年間に会社が儲けた利益である税引前当期純利益です。

5つ目が最終的な利益である当期純利益のことです。

 

今回の出題では、「本業で稼いだ利益は営業利益かどうか」、問われていましたので、正しい表現でしたね。

 

基本的な損益計算書の構成を勉強したい方は、また別動画で解説しておりますので、下記動画をご参考ください!

 

ここまで、まずは損益計算書の構成が理解できているかどうかが問われる問題でした。

 

 

 

参考動画:財務諸表 無料講座(約35分)


 

 

3級の解説(損益計算書の分類)

 

 

 

 

 

次に、損益計算書の項目がどこのグループに分類されているか理解できているかどうかです。


「建物を売却して生じた損失は、営業外費用に含まれるかどうか」が問われていました。

 

 

まず、「建物を売却して生じた損失」である企業活動とは、正確には、「固定資産売却損」という損益計算書の項目のことを言っていると理解できていないといけません。

 

 

その上で、固定資産売却損が損益計算書のどこのグループに分類されるかです。正解は、特別損失です。

 

特別損失は、臨時的に発生した損失のことです。経常的に発生する損失ではないということです。

例えば、工場の機械装置など、ある固定資産を売却して発生した損失はそれ1回限りですよね。

 

該当の固定資産を売却したら、2度と同じ固定資産で、損失が発生することはありません。そのため、臨時発生的と解釈して、特別損失に該当するということです。

 

 

 

みなさん、まずはざっくりでも理解してもらえると嬉しいです!

 

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いかがでしたでしょうか?企業の大事な財務諸表である損益計算書に関して、改めて次の2つの点がみなさんは理解できていましたか?

 

 

 

 

1つ目が、損益計算書の構成が理解できているかどうかです。

 

2つ目が、損益計算書の項目がどこのグループに分類されているか理解できているかどうかです。

 

これらが理解できているビジネスパーソンとそうでない方では、ビジネスを見る解像度が違ってきます。

 

企業活動が数字として財務諸表にどのように影響がされるのか?理解できている方は、これまで解説した損益計算書が頭の中でイメージができているんですね。

 

そのため、企業活動が起こると、瞬間的に財務諸表にどう影響するのか素早く理解をした上で、大事な意思決定を行います。

 

 

 

 

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みなさんとお会いできることを楽しみにお待ちしております。

 

 

 

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参考①:ビジネス会計検定 公式webサイト

 

参考②:ZAIMの教室のYouTube

 

 

 

 

参考③:【記事】ビジネス会計検定試験 関連記事

 

 

 

 

 

 

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