[最終更新日]2022年01月01日↺ [読了目安]こちらの記事は4分程で読めます
▼PROFILE
ZAIMの教室 代表講師
小菅 俊明
▸︎財務・会計の研修講師
▸経営コンサルティング
▸大手食品メーカー経理•財務部門出身
経理・財務部門で6年間以上従事したのち
現在は、研修講師として活動中。
"会計知識ゼロで" 経理に配属されるも大苦戦。
しかし、会計や財務の世界を知ると、
ビジネスはおもしろいと気づきました。
『当時の自分に教えたい会計やビジネスのこと』
を授業や記事にて発信しています。
これまで のべ500人以上の生徒への
個別指導・少人数指導の実績があります。
>>その他の活動もしています
・戦略MGマネジメント研修インストラクター(会社版の人生ゲーム)
・キッズ・マネー・ステーション認定講師(こども向けのおかね教育)

今回は、この『ZAIMの教室』を運営している代表講師の小菅俊明こと、こすぴーの自己紹介をします。


ふふふ、それではせっかくなので、改めて想いも含めて、自己紹介しますね!
1.知識ゼロで経理・財務部門へ配属される
前職は、経理・財務を扱う部門で6年以上お仕事しておりました。
たとえば、下記のようなお仕事です。
✔ 会社の人が精算した交通費のチェック
✔ 会社の財務諸表を作成や分析
✔ 申告書を作成して、会社の税金を納付

こすぴー先生は元々、そういう方面に知識や見識が深かったんですね?

いいえ、全くそんなことはありません。実は、大学時代は国際政治学を扱う学部に通っていたので、よく言われる「簿記」「会計」「財務」なんて分野とは、ほど遠い生活をしていました。
そのため、商学部や経営学部に通って、学生の頃から基礎知識を勉強していたわけではありません。ですが、そんな4年間の大学生活を過ごしていたのにも関わらず、転機が訪れました!

いったい、なにが起きたんですか?

就職した会社で配属されたのが、「経理・財務部門」だったのです。その当時、部門としてそういう部門や役割があることすら知らず、自分自身は文系出身は、「文系なら営業でしょ!」ぐらいのノリで就活をしていました。
だから、当時はびっくりした記憶もあるんですが、それ以上に、「経理・財務部門とは??」と頭に”?”マークが満載でした。でも、なんとなく、「お金や数字のことを学べるのは役に立つな。」ぐらいの心づもりで就職をしました。

学生時代に勉強していなくても、そういう配属をされることがあるんですね~。

そうだね、そういう配属も増えてきたのかもしれないですね。でも、周りの先輩たちを見ると、税理士の資格を持っていたり、商学部で学生の頃から公認会計士の勉強をしている人がほとんどでした。
2.わかりやすく学べる場所が欲しかった
そんな心づもりで就職を果たしましたが、そこからは大変な生活が続きました。
まず、先輩や上司の言っている言葉の意味が、全くわかりません。
「ザイムショヒョウ?」
「ピーエル?」
「ビーエス?」
(損益計算書にあたる「P/L(ピーエルと略して呼びます)」なんて、野球が強いPL学園のことだと思いました…。)

まるで、外国にホームステイして、英語を学んでいるような感覚ですね。
一生懸命、先輩から引き継ぐ内容をメモして実践するのですが、
取り組んでいる業務の意味が全くわからない…。
そして、知らない言葉との出会いが多すぎて、毎日がストレスフルな状態でした。
もちろん、挽回するためにも、就業外で勉強を試みるものの、
“本”で勉強するしかない独学がその当時の状況でした。
資格の学校に講座があるわけでも、身近に教えてくれる存在がいたわけでもありません。
また、公認会計士や大学教授の先生の講義は、レベルが高すぎて頭に入ってきませんでした。
「初心者でも、わかりやすく学べる場所が欲しい」と、毎日、願ってやまなかったです。
そんな当時の想いがあったからこそ、
初心者でも気軽に、財務諸表・決算書を学べる「ZAIMの教室」を創りました。

そういう背景がこすぴー先生にはあったんですね~。
3.会計をもう一度、デザインし直したい
3年間ぐらい、ひたすら実務と独学勉強を繰り返していると、ある時自分の成長に気づきました。
パッと財務諸表を見ただけで、会社がどんな状態であるのかわかるようになりました。
また、社内外でビジネスの話をしていても、
頭の中で立体的に財務諸表がイメージできるように成長していました。
たとえば…
うちの会社、広告宣伝費が膨らんで、今期は利益が出なくてボーナス出なかったんだよね~。

(あ、あそこの費用のことで、あの利益が出なかったんだな)
うちの会社、大借金して、大きな工場プロジェクトをやるみたいなんだよね

(あ、あの負債が膨らんで、あの費用もこれから増えていくってことかな)

先生の頭の中では、そういう風にイメージされているんですね…!
一種、世界観が変わるような“魔法の道具”だと思っています。
そんな状況に気づいたこすぴーは、同時にあることを思いました。
「こんなに大事なことを、なんで今まで教えてくれなかったんだろう」
正直、中学生ぐらいの時に、財務諸表を教えてほしかったです。
すべてのビジネスシーンや会社員に必須の能力といっても過言ではありません。
しかし、日常生活になじみのないテーマや言葉が多く、内容に小難しさがあって、何度も挫折しそうになりました。

(いったい全体、大事なことなのに、なんでこんなにとっつきにくいんだろう…。)
だからこそ、思うことがあります。
『会計や財務のイメージを、変えていきたい。』
素晴らしい道具を誰もが使ってほしいからこそ、
もう一度、「会計や財務」をわかりやすく、そしてとっつきやすいものへとデザインし直していきたいと思います。

ぜひ、皆さんも財務・会計を学んで、ビジネスやプライベートでも役立ててもらえると、この上なく嬉しいです!