[最終更新日]2021年03月23日↺ [読了目安]こちらの記事は3分程で読めます
『ZAIMの教室 財務諸表専門の学校』の小菅です。
ソフトバンクグループ<9984>の2019年度4Qの決算が発表されました。(2020.05.18発表)
今回は、記者のしゅうじさんと速報分析していきましょう!
WeWorkとの訴訟問題や新型コロナウイルスによるソフトバンク・ビジョン・ファンドの行方が気になりますね!結果としては、増収減益でしたね!
そうですね!新型コロナウイルスの影響もあり、非常に興味深い決算報告です。
一緒に企業決算を見ていきましょう!
➤目次
1. 2020年3月期の決算状況を見よう!
Point ➤増収減益 要因はWeWorkの株式評価損による!
2.2021年3月期見通しを見よう!
Point ➤未確定な要素が多く見通せず!
3.財務体質は優良なのか?(有料会員限定)
Point ➤財務健全性と手元資金を分析!
≫2020年第2四半期決算記事はこちらへ
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1.2020年3月期の決算状況を見よう!
Point ➤増収減益 要因はWeWorkの株式評価損による!
➤連結業績(増収減益)
▶資料1 売上高と各利益
(決算短信より)
(決算説明会資料より)
【Point!!】
売上高 6,185,093百万円 1.5% (前年対比)
営業利益 △1,364,633百万円 -%(前年対比)
税引前利益 35,492百万円 △97.9%(前年対比)
第4四半期累計の決算は、増収減益だったんですね!
そうみたいね!中間決算でも、減収減益の結果でしたが、増収減益になりました。これは影響を見る必要がありそうです。要因を、決算資料とともに見ておきましょう。
▶資料2 営業利益当期利益の分析
(決算説明会資料より)
【Point!!】
・ソフトバンク・ビジョン・ファンドの影響(営業損失1.9兆円)
・持分法投資利益(exアリババ)の影響(利益6,387億円)
・WeWork投資関係による損失(exWeWork)の影響(損失7,208億円)(決算短信より)
▶資料3 関係会社株式評価損(特別損失のお知らせ)
(決算資料より)
【Point!!】
・関係会社株式評価損670,470百万円
・主にコワーキングスペースサービスWeWorkへの投資株式
やはり、WeWork関係で特別損失を大きく計上したようですね。
これは既に2019.11.6付けで497,700百万円の見込みを発表していたやつですね。
今回は、別紙で関係会社株式評価損のお知らせがでていました。
アリババの投資利益は好調な分、WeWorkの損失が大きく響きますね。。
ますます、今後の見通しに目が離せません、次章で見ていきましょう!
2.2021年3月期の見通しを見よう!
Point ➤未確定な要素が多く見通せず!
資料4 2021年3月期見通し
(決算短信より)
【Point!!】
未確定な要素が多く見通せず
見通しは未公表とのことでした。
これは2019年度通してもWeWork問題があり、見通しは公表しておりませんでした。それは2020年度も引き続き続くでしょう。
そして、特徴的な決算説明会資料が…!コロナの穴を抜け出せるユニコーン企業が、今後のGAFAMもしくはアリババなる企業へと成長していく、という趣旨の説明資料がありました。
資料5 ユニコーン企業のコロナ状況
(決算説明会資料より)
【Point!!】
翼をはやしてコロナの谷を乗り越えるユニコーン企業こそ次のGAFAMもしくはアリババのような企業になるのでしょう。
IR資料はIR部門や経理・経営企画部門が作るのですが、大真面目にこういう資料を作っているかと思うとクスリと笑っちゃいますよね(もちろん笑っちゃダメなんでしょうけど…)
3.財務体質は優良なのか?
Point ➤財務健全性と手元資金を分析!
新型コロナウイルスの影響で、多くの企業へ打撃が来ると思われます。そこで、ソフトバンクグループの財務体質を分析しておき、耐えうる財務を持っているのか検証してみようと思います!
ここからは、動画にて解説を進めていきます!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました^^
下記のコラムも、応援の想いをこめて書きあげています。ひと休みしたら、ぜひご覧ください。