[最終更新日]2020年05月06日↺ [読了目安]こちらの記事は2分程で読めます
『ZAIMの教室 財務諸表専門の学校』のこすぴーです。
ふゆみさんと一緒に、財務諸表・決算書の読み方を3時間でマスターする無料講座の2-2回目となります。
いよいよ、分析の解説を始めます!まずは、収益性分析です!
『儲かっているかな?』という目線ですよね!大阪の商人みたいですね。
『売上に占める利益の割合』を、まずは見て欲しいです。というのも、世の中には、大きい規模の企業もあれば、小さいお店を営む企業もあります。さまざまな規模がある企業の利益を分析する時に必要なのは、『比率分析』を使用して、割合を見るという手法です。(もちろん他の分析方法も使います!)
額ではなく、売上の割にどうなのか?に注目してください!
< 比率分析 >
1.『売上総利益率』を見よう!
まずは、損益計算書の中の比率を比べていきましょう。1つ目に教えたいのは、『売上総利益率』です。別名、『粗利率』とも言います。
■売上総利益率=売上総利益÷売上高
売上高に占める、売上総利益の割合
これは、「ざっくり事業を営めば、どれぐらいの稼ぎ率であるのか」を知る指標です。ここがマイナスであると、そもそも事業として成り立っていない可能性があります。
2.『営業利益率』を見よう!
次に見て欲しいのは、『営業利益率』です。
■営業利益率=営業利益÷売上高
売上高に占める、営業利益の割合
ここでは、「本業でどれぐらい稼ぎ出すことができる企業であるのか」を知りたいです。最近では、広告費を中心として、販売費及び一般管理費が膨らんでいる企業も目立ちますので、ここでの利益率は非常に大事になります。
3.『当期純利益率』を見よう!
最後に見て欲しいのは、『当期純利益率』です。
■当期純利益率=当期純利益÷売上高
売上高に占める、当期純利益の割合
ここでは、「最終的にどれぐらい稼ぎ出すことができる企業であるのか」を知りたいです。たとえば、一時的な損失である『特別損失』が継続的に膨らむ企業も非常に多いです。しっかりと最終的な利益率を稼いでいるのかチェックする必要があります。
先生!どれも大事な指標だと思いますが、あえて挙げるなら、どの利益率が大事ですか?
あえて、挙げるなら、本業の稼ぎを表す『営業利益率』が大事です!
下記は、『法人企業統計調査(財務省発行)』から営業利益率の平均値を持ってきました。
『営業利益率の平均値』法人企業統計調査より
✔ 製造業:4~5%
✔ 非製造業:3~4%
この指標が平均値ですので、これよりも大きいのか?小さいのか?と見るだけでも、
収益性の大きさを図ることができます。
意外と利益率って低いものなんですね~。
そうだね。100万円稼いでも、3万円ぐらいしか営業利益が残らないんだよ。
・2-1 財務諸表の分析!実際の使い方がわからないという方へ
・2-2 儲かっているかな?①『売上』に占める利益の割合を知る!←イマココ
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