1-6 貸借対照表には1年基準ルールがある!

 

 

[最終更新日]2019年3月27日 [読了目安]こちらの記事は4分程で読めます  

 

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こすぴー先生

『ZAIMの教室 財務諸表専門の学校』のこすぴーです。

ふゆみさんと一緒に、財務諸表・決算書の読み方を3時間でマスターする無料講座の1-6回目となります。

貸借対照表の構造を、もう少しだけ見ていきましょう!

今回は「1年基準」というルールを教えます!

 

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ふゆみさん

1年基準ですか?あんまり聞いたことないですね…。

 

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こすぴー先生

そうだね、貸借対照表の資産や負債という言葉を知っていても、「1年基準」を知っている人は意外に少ないです。

大事な考え方なので、頑張って理解していきましょう!

 

 

           

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1.1年基準というルールを知ろう!

 

貸借対照表には、1年基準というルールが存在します。

 

別名を「ワンイヤールール」とも呼びます。

 

どういうことかというと、

 

「1年」という基準で、貸借対照表の構成を分類しているのです。

 

※資産と負債に限ります

 

➤資産であれば…

 

✔ 「1年以内に現金化できる」資産

✔ 「1年以内には現金化しにくい」資産

 

 

➤負債であれば…

 

✔ 「1年以内に返済する必要がある」負債

✔ 「1年以上先にじっくり返済する」負債

 

 

 

それぞれ、あまり親しみがなく、難しい言葉ですが、定義の言葉がありますので覚えておきましょう。

 

 

✔ 1年以内・・・『流動性』がある

✔ 1年以上・・・『固定性』がある

 

 

< 貸借対照表の構造 >

 

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ふゆみさん

ここらへんの言葉が難しいです、先生!

 

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こすぴー先生

財務や会計は難しい言葉が多いよね。でも、理解すればなんてことはありません!まずは覚えるよりも理解することを念頭に置きましょう!覚えるのはそれから!

 

 

2.1年基準による資産・負債を見よう!

 

『流動』と『固定』をそれぞれ資産と負債に定義を当てはめて、下記のように呼びます。

 

 ➤資産の部

 

✔ 流動資産…1年以内に現金化できる資産

✔ 固定資産…1年以内には現金化しにくい資産

 

 

➤負債の部

✔ 流動負債…1年以内に返済する必要がある負債

✔ 固定負債…1年以上かけてじっくり返済する負債

 

 

 

 < 貸借対照表の構造を1年基準に分ける >

 

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それでは、いくつか事例科目を紹介していきます。

 

 

➤『流動資産』の例

 

✔ 現金や預金…いわずもがな、ATMに行けばすぐに現金として使用できますよね

 

✔ 売掛金(うりかけきん)…取引先へ請求する権利のある債権です。1年以上の時間をかけて請求するケースはあまりないでしょう。

 

 

➤『固定資産』の例

 

✔ 建物や土地…買い手がつけばすぐ売れますが、中々そうはいかないです。会計の世界では1年を超える認識としています

 

 

➤『流動負債』の例

 

✔ 短期借入金…銀行へ1年以内に返す借金です。もちろん1年以内に返済する必要がありますね。

 

✔ 買掛金(かいかけきん)…売掛金の逆です。取引先へ請求されるべき債務です。1年以上かけてお支払いするケースはあまりないでしょう。

 

 

➤『固定負債』の例

 

✔ 長期借入金・・・銀行へ1年以上かけて返す借金です。返すのは1年先なので『固定』の部類に入ります

 

 

3.純資産が、負債の下にある理由を知る!

  

ちなみに、この細かな科目は、実は、資産であればより、

 

現金化しやすい順に並んでいます!

 

逆に、負債であれば、早く返済すべき順で並んでいます

 

 

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ふゆみさん

え、そうなんですか!!そんなルールで作られているんですね。

 

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こすぴー先生

企業ごとに並び順が違ったら、見る人は見にくくてしょうがないですよね。だからルールを決めているのです!

 

 

たとえば、資産と負債の並び順を見てます。

 

➤流動資産の部

・現金

・預金

・受取手形

・売掛金

・・・

 

➤流動負債の部

・支払手形

・買掛金

・短期借入金

・未払金

・・・

 

このルールのままいくと、

純資産は、限りなく返済不要なので、負債の下に区分されています。

 

前回の講座で習ったとおり、純資産は返済不要の調達手法の項目であり、

限りなく返済不要のため、負債よりも下の方に位置しているわけですね。

 

 

➤補足

”限りなく”と表現したのは、実質的には配当金などの支払いが発生するためです。

株主から応援してもらって得たお金は、「配当金」という形でリターンします。

 

 

 < 貸借対照表の構造を1年基準に分ける >

 

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ふゆみさん

な、なるほど~。たしかに一番最初に、「現金」が来るのはそういうことだったんですね~。

 

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こすぴー先生

はい、そうです。理解してしまえばなんてことないルールですが、大事なことなので今回の講座もよく復習しておいてくださいね!

 

 

       

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こすぴー先生

1限目第6回目の授業、大変お疲れさまでした^^

次の授業は「1-7 貸借対照表を人の身体に例えてみよう!」です。

ひと休みしたら、ぜひご覧ください。

 

 

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1-4 イメージが大事!実際の貸借対照表を見てみよう!

1-5 貸借対照表には3つのBOXがある!

1-6 貸借対照表には1年基準というルールがある!←イマココ

1-7 貸借対照表を人の身体に例えてみよう!

1-8 我が家の貸借対照表を作ってみよう!