[最終更新日]2020年05月18日↺ [読了目安]こちらの記事は3分程で読めます

『ZAIMの教室 財務諸表専門の学校』の小菅です。(こすぴー先生)
トヨタ自動車<7203>の2019年度4Qの決算が発表されました。(2020.05.12発表)
今回は、記者のしゅうじさんと速報分析していきましょう。
日系企業を代表する会社であるので、業績が気になっていました!結果としては、【減収減益】でしたね!

そうですね!新型コロナウイルスの影響もあり非常に興味深い決算報告です。
一緒に企業決算を見ていきましょう!
➤目次
1. 2020年3月期の決算状況を見よう!
Point ➤減収減益 要因は為替変動・コロナ影響による!
2.2021年3月期見通しを見よう!
Point ➤減収減益 新型コロナウイルスの影響で見通せず!
3.トヨタは強い財務体質なのか?(有料会員限定)
Point ➤財務健全性と手元資金を分析!
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1.2020年3月期の決算状況を見よう!
Point ➤減収減益 要因は為替変動・コロナ影響による!
➤連結業績(減収減益)
▶資料1 売上高と各利益
(決算説明会資料より)
【Point!!】
売上高 29,929,992百万円 △1.0% (前年対比)
営業利益 2,442,869百万円 △1.0%(前年対比)
第4四半期累計の決算は、減収減益だったんですね!

そうみたいね!中間決算では、増収増益を達成していただけに、影響を見る必要がありそうです。要因を、決算資料とともに見ておきましょう。
▶資料2 営業利益の分析
(決算説明会資料より)
【Point!!】単位:億円
・為替変動の影響(△3,050)
・コロナ影響(△1,600)
・原価改善の努力(+1,700)コロナ影響の内訳
台数影響:△1,000
金融事業:△600
▶資料3 販売台数の分析
(決算説明会資料より)
【Point!!】単位:千台
アジア(△79)
北米(△32)
やはり、アジア圏での販売台数の影響が大きくありましたね!中間決算では、どの地域でも販売台数は堅調傾向だっただけに残念でした。。

為替変動(△3,050億円)も見逃せないぐらい大きな影響でしたね!(昨年2018年4Q決算では前年比△500億円でしたので)
ますます、今後の見通しに目が離せません、次章で見ていきましょう!
2.2021年3月期の見通しを見よう!
Point ➤減収減益 新型コロナウイルスの影響で見通せず!!
資料4 2021年3月期見通し
(決算説明会資料より)
【Point!!】
24,000,000百万円 △19.8%(前年対比)
500,000百万円 △79.5%(前年対比)
新型コロナウイルスの影響で売上高・営業利益の公表のみでした。大きく減収減益の予想です。

新型コロナウイルスの見通しがつかないうえ、見通し値の妥当性がわからないので難しいところですね。79.5%減の5,000億円の営業利益は確保するとのことです。
資料5 減益の見通しの分析(2021年3月期)
(決算説明資料より)
【Point!!】単位:億円
・台数減少(△15,000)
・為替変動(△4,300)

これまでの実績からしても、少し弱気な見通しではないでしょうか?(質疑応答でも同様の質問がありました)
これは、2020年度は四半期ごとの推移をしっかりチェックする必要がありそうですね!
3.トヨタは強い財務体質なのか?(有料会員限定)
Point ➤財務健全性と手元資金を分析!

新型コロナウイルスの影響で、多くの企業へ打撃が来ると思われます。そこで、トヨタの財務体質を分析しておき、耐えうる財務を持っているのか検証してみようと思います!
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ここまで読んでいただき、ありがとうございました^^
下記のコラムも、応援の想いをこめて書きあげています。ひと休みしたら、ぜひご覧ください。